2015年に医師不足が改善の兆しがあったが医師不足の状況は続く

医師が不足していると言われて久しい日本社会。
その状況が改善を見るところまではなかなかいっていません。
これからも、すぐにこの状況を改善することは不可能でしょう。
医師は誰もが携われる職業ではなく、医師免許を取得するのも容易ではありません。
これを目指す人が急に増えることもあまり期待はできないため、急激に状況が良くなることはないと思われます。

しかし、必ずしもお先真っ暗な状況であるとも言えないでしょう。
2015年には、2010年と比べて医師募集の求人倍率が減ったという報告もされています。
単純に考えれば求人が余らない状況になってきていると捉えることができるため、医師不足が改善へ向かっていると考えることが可能なのです。

しかし、この2015年時でも減ったのはごくわずかであり、明確な医師不足解消の第一歩が見えたとまでは言えません。
今後はこの傾向が逆転するかもしれませんし、微減続きでは、やはり医師が足りない状況が明らかになくなる日は見当もつかないほど遠くにある状態のままと言ってもいいでしょう。

実際に、医師専門サイトで求人情報を覗いてみても、医師募集の求人は山のように連なっています。
そうしたサイトの更新日が来れば新たな求人情報が続々と出てきますし、なかなか採用者が決まらない医療施設は募集を出し続けるしかなく、決して求人が余らない状況になっているとは言えないのです。

医師不足を起因とした募集傾向

募集傾向としては、二極化とまでは言わないまでも、少し格差が見られるようです。
医師にとって何らかのリスクがある診療科目であれば、医師がそれを遠ざける分、その分野の医師不足が解消されませんし、地方などで働きたいと考える医師がもっと出てこなければ、やはり地方の医師不足を解消することはできません。

つまり、多くの医師が敬遠するような分野や地方は他と比べても待遇が良かったり、いつまもで応募が締め切られなかったりという募集傾向が見られるのです。

また、非常勤やスポット勤務の医師募集も増えてきているようです。
常勤が無理ならば週に1日でも2日でも良いから働いてもらおうと考える医療施設が増えてきていると言えます。
これも一つ、医師不足を起因とした募集傾向と見ることができるのではないでしょうか。

医師求人情報を眺めているとわかってくるこれらの傾向。
もちろん、それに流される必要はありませんが、こうした現状も考慮した上で転職先や再就職先を選んでいくといいでしょう。

需要があるからこそ、しっかりと選べば失敗することもありません。
また、素晴らしいキャリアを築くための職場と出会うこともできるはずです。

 Point!

・2015年に医師募集の求人倍率が減り、医師不足が改善へ向かっていると考えられたが変化はごくわずかで、医師不足解消したとは言えない。
・医師不足により求人の募集に傾向がでている
・リスクが高い診療科目は待遇が良い
・医師が極端に少ない地方での求人は待遇が良い
・非常勤やスポット勤務の医師募集の増加
・医師不足が改善していない需要がある今だからこそしっかり求人を選ぶ必要がある